さかなの調理

ゲームの感想をだらだら書きます

ときめきメモリアル4 ハル 感想


デートと体調管理と爆弾管理との兼ね合いに疲れたため、紅茶出現までの残り1周は隠しキャラで行こうと思いハルちゃんこと水月春奈さんを選びました。

しかしモラル値が下がることを知らずにコンビニバイトしてしまい1周無駄にした…(阪口さんと神奈さんのフリートーク開けれたからいいけど)


語堂さん攻略がロマンティックコメディならこの攻略はハルちゃんのサクセスストーリーという感じかな。昼はケーキ屋で修行、夜は定時制で勉強…という生活がどことなくフラッシュダンスっぽかったり。

ダンサーや女優と違ってパティシエールは一夜にしてスターダムへ! ってことはないのでハルちゃんはコツコツ努力を積み上げていきますが。


交換日記のシーンはバイノーラルらしく、彼女の「こんにちは、ハルです」は耳に心地良かった。ハルちゃん一筋だったので皿を割るイベントは見なかったのですが、最初から最後まで本っ当に曇りのない子で清々しかったです。ピュア。

ときメモってどんな子でも初対面で主人公に懐いてることはないしデート選択肢間違えればときめきだろうが怒って帰るので、最初から好感度高くて一途な隠しキャラのありがたさが相対的に上がるんだよね…(よく考えるとそれはそれでやばいけど)

しかしそんな純粋なハルちゃんに対する主人公の態度は喜ばしいものではなかった…ハルちゃんが仕事や夜間部についてウキウキ語ってるのに対して脈絡なく「会えない?」とか「どんな顔なの?」とか「携帯持ってないの?」とか下心丸出しの質問飛ばしまくり。お前は出会い厨か?

昼間の学校について訊かれて真っ先に学を馬鹿にするところもなかなかクズい。ハルちゃんガン無視してて笑ったけど。

最終的に顔を合わせるのは卒業式で、ハルちゃんはめでたく可愛い子だった訳ですが、これでハルちゃんの見た目があんまり…だったら主人公絶対別人のフリして逃げてたと思う。それぐらい主人公が信頼できないシナリオでした。

4の主人公はこれ以外にも合宿風呂覗きのくだりとかせっかく本命チョコもらっても計1個だったら「もらえただけマシ」と言い放ったりとか、学を見下してるのがありえない人間性だと思っているのですが(短い台詞で的確にプレイヤーをイラつかせるのはすごい)、こういうところはまた別記事にでもまとめます…


そんな訳で受け答えはアレでしたが、それでも星川さんのイベントよりは主人公がハルちゃんの支えになっていることがわかりやすい展開でした。普段自分がいる場所と違う世界の人って貴重だもんな。

ハルちゃんは年齢的に早い段階で周りと同じレールに乗ることを辞めて自分の夢を追いかけてるので今作の攻略キャラの中でも相当しっかりしてると思うのですが、実際落ち込むイベントでも「パティシエールになれるのか」で悩んではいても「パティシエールになる選択をした自分」に対する後悔は感じさせず、強靭なメンタルを持ってる子だと感じました。現実で一緒に生きてくならこういう子がいい。

卒業式で続きのノートを手渡す、最後のデートで手繋ぎを自分からせがむなど、色々提案してくるところも年下感と積極性を感じさせて良かったです。


隠しの中でも最後以外は一切デートに行けない唯一のキャラで攻略も一本道でしたが、逆にそこが功を奏していた。因果関係やハルちゃんのキャラがわかりやすい良いシナリオでした。


次はボクっ娘サッカー少女前田一稀さんです。