さかなの調理

ゲームの感想をだらだら書きます

ときめきメモリアル4 郡山知姫 感想


いや〜〜〜楽しかった。私の中では語堂さんと双璧をなす存在です。

ふたりとも家が飲食店、デレると素直になる語堂さんに対して素直じゃなくなる郡山先輩と設定的にも対比できる部分が多かった印象。


郡山先輩の人物像として好きだったのは感情の機微とかロマンティックなものを非科学的とか非合理的とか言って片付けずに楽しめるところです。もともと化学を志す動機が「美しく在ること」なのもあって予想外に柔軟で、とにかくどこに行ってもデートが楽しかった。理論的でクールな部分とロマンチストな部分があまりケンカしてなくて、良い意味で葛藤がなく、楽しくラブコメできました。

動物園行ったらナチュラルに「パンダかわいい〜」とか言い出すし、映画でも卒業式でも泣くし、年上のお姉さん然としてるところから自爆していくし、可愛かった。追加デートのスイーツショップが特に破壊力高かったです。

青い目と鼻筋の組み合わせが個人的に好きだったのと、25歳ぐらいのOLに見える私服(ただしセンスは◎)も含めてビジュアルもお美しかった。郡山先輩は友好以下だと立ち絵が斜め向いてるのが、ときめきになるとデートでは正面を向いてくれるようになるんだよね。ちょっと気取ってたのがきちんと主人公に向き合うようになった…と解釈して萌えていた。

郡山先輩に限らずときメモ4は女の子の私服のセンス良いよね…(前田さんのときめき服が微妙なのはわざとだと思ってる)ガールズサイドも見習って欲しかったなあ…(遠い目)


ルートによってはゲスいなあと思うこともある主人公ですが、郡山先輩相手だと良い意味で典型的な天然タラシになってて快適にプレイできました。本人は一貫して真顔で真面目なんだけど、郡山先輩がその無自覚なヒーロー力に振り回されてるという関係が微笑ましかった。

しかし郡山先輩のシナリオは山も谷も荒波もなくて、良くも悪くも何も起こらなかった。強いて言うなら主人公が彼女の希望通りに理系専門大学に行くかどうかぐらいだろうか。3年目の初詣で当たり前のように主人公の志望校=理系専門大学という前提で話してたときはさすがにえぇ…ってなったけど、「もう一度私の後輩クンにならない?」というフレーズに落とされてしまったので頑張って理系500にしました。

自分の進路に問答無用で主人公を巻き込まないところがマッドサイエンティストタイプじゃなくて、あくまでもめっちゃ化学のできる普通のヒト感があって愛しかったが。GSの鈴鹿くんが主人公がどんな進路選んでても無理やりアメリカに同伴させる様などを見ているので非常に良心的だと思いました。ふたりの大学生活を妄想してニヤニヤしてるよ!

まあ3年目4月第2週とかにさっそく主人公目当てで私服で高校に来てるのはよく考えるとやばいんだけど、このゲームもっとやばい人いるからそれぐらいじゃ驚かん。愛嬌の範囲です(調教された目で)


やっぱり郡山先輩については「楽しかった」に尽きる。美容キャラを担っていながら下校時にも白衣着てる彼女が可愛かった。先輩キャラだから仕方ないけど修学旅行の布団イベントがなかったのが惜しい。絶対めっちゃ面白い反応してくれたに違いない。


次は前述した「もっとやばい人」にしてときメモ4で最も人気のあるヒロインにして私にとっては最大の鬼門である大倉都子さんです。